母の日に贈りたい花

母の日に贈りたい花

 
今年の母の日は5月10日です。
母の日にはカーネーション!!と定番がありますが、その由来は知っていますか??母の日の花がカーネーションになった由来と、今旬の母の日に贈りたい花をご紹介致します。
1.母の日の由来
2.世界と日本の母の日の由来
3.母の日の花の由来
4.母の日に贈りたい人気の花
5.おわりに



 

1.母の日の由来

日本をはじめ、世界の多くの国では「母の日は5月の第2日曜日」として広がっていますが、これはアメリカが発祥という説が有名です。
 
1907年5月、アメリカのフィアデルフィアの教会にアンナ・ジャービスという女性がいました。アンナ・ジャービスの母、アン・ジャービスはアメリカの南北戦争の最中にアンナを授かりました。この戦時下、アンは自身が元々女性のみで結成していた「母の日ワーククラブ」という公衆衛生運動団体を率いて、敵味方の区別なく戦争で負傷した兵士の手当や看護を積極的に行なっていました。
戦後もアンは「母の友情の日」として、まだ火種がくすぶる南北を結びつけるための平和活動を行います。社会活動家としての彼女の活動は多くの人々の感銘を受け、アメリカの平和に貢献しました。また、彼女に勇気づけられた女性たちが、当時「男の仕事」であった政治に進んで参加するようになりました。
 
アン・ジャービスの死後、母の活動や功績に感銘を受けた娘のアンナが母へ敬意と追悼の意を込めて集会を開きました。
この時、アンナは「アン・ジャービスの日」とせず、1人1人が子供としてお母さんに感謝をし、敬意を払う日として定義づけました。このアンナの意思や母への愛と感謝を表す事の大切さが共感を呼び、アメリカ全土に広がりました。
1910年、あんなの出身地であるウェストバージニア州の州知事が「5月の第2日曜日を母の日とする」と宣言し、さらに1914年アメリカ議会において5月の第2日曜日が正式に「母の日」と制定されました。
 
これが最も有名な母の日の由来です。
 

2.世界と日本の母の日

現在の母の日の原型はこのアンナ・ジャービスのお話と紹介しましたが、それ以前から「お母さんに感謝する日」があった国々もあります。
アイルランド・イギリスではお母さんに感謝する日はキリスト教の「マザリングサンデー」としています。
これは、キリスト復活祭(イースター)までの46日間に当たるレント(四旬節)の第4日曜日で、17世紀頃に始まったものです。
貴族のお屋敷に奉公に出ていた子供たちが「マザリングサンデー」になると主人からもらったお土産を手に帰省し、故郷でお母さんとの再会を喜び、母国の教会に出向いたことから「マザリングチャーチ」とも呼ばれています。
現在でもアイルランドやイギリスでは「マザリングサンデー」がお祝いされ、お母さんにプレゼントを贈り感謝を伝えています。
 
日本では、明治末期にアメリカからキリスト教由来の行事として伝わりました。
1915年には教会でお祝いの行事が催されました。つまり、「マザリングサンデー」として当時日本では3月が母の日として認知されていました。
1931年、大日本連合婦人会が結成され、昭和天皇の皇后さまの誕生日である3月6日が「母の日」と正式に制定されました。しかしこの時点では民間の知名度は低かったのです。
1937年、日本のお菓子メーカーが20万人のお母さんを東京の遊園地に無料招待し、「母の日大会」を開催しました。
「お母さん、ありがとう!」と題してお母さんと子供たちが1日を楽しんだこのイベントを大きくメディアが取り上げ、日本でも母の日が広く知れ渡るきっかけとなりました。
そして第2次世界大戦後、アメリカ文化が流入した時、アメリカに習い日本でも5月の第2日曜日が「母の日」となり、全国に普及したのです。
 

3.母の日の花の由来

前述でアンナ・ジャービスが母、アン・ジャービスの追悼集会を開いた時、亡き母が好きだった白いカーネーションを参加者に配りました。
このカーネーションが「母の日」のシンボルとして語り継がれることになりました。日本ではアメリカにならってカーネーションを贈ることが主流となりました。また、カーネーションの花言葉は「女性の愛」特に赤いカーネーションは「母の愛」という意味があります。母の日にぴったりの花言葉ですね。
 
前述したアイルランドやイギリスではカーネーションではなく、喇叭水仙(ラッパスイセン)を贈ることが伝統だったそうです。花言葉も尊敬ですので、こちらも季節の花としてぴったりだったのですね。また、シムネルケーキというドライフルーツをたっぷり使ったケーキを家族で食べる習慣もあるそうです。
 

4.母の日に贈りたい人気の花

紫陽花


小さなお花が集まった可愛らしい姿は、お母さんの優しいイメージにぴったりではないでしょうか?また、この小さな花の集まりが「仲良し」や「家族団欒」のイメージがあり、とても人気があります。
季節のお花としても代表的なお花です。紫陽花といえば青〜紫色が主流でしたが、近年では秋色紫陽花というクラシカルな色もあり、人気があります。
紫陽花の花言葉
青(秋色)…辛抱強い愛情
ピンク…元気な女性
白…寛容
 

バラ


お花の中でダントツの1位を誇るバラは母の日に送る花としても人気が高いお花です。恋人同士で贈り合うイメージがありますが、花言葉としても母の日にぴったりのお花でもあります。
バラの花言葉
赤…あなたに出会えてよかった、美、情熱
白…深い尊敬
ピンク…上品
 
その他の色はバレンタインブログでご紹介していますので、気になる方はそちらをご覧ください。https://calmela.com/blog/20190202_986/
 

カーネーション


前述したように、なんといっても母の日はカーネーション!!
という程、母の日にふさわしい花はありません。
何せ、カーネーション花言葉は「母への愛」ですから。
色別にも花言葉をご紹介しておきましょう!
 
赤…母への愛
白…純粋な愛、私の愛は生きています
ピンク…女性の愛、美しいしぐさ
紫…誇り、気品
青…永遠の幸福
 

5.終わりに

いかがでしたか?
母の日の由来は世界としては様々ですが、どれもお母さんへの感謝をという深い愛に溢れています。
この記事を参考に、贈りたい言葉を持つ花を見つけて、オリジナルの花束や、アレンジメントを添えてみてはいかがでしょう?
 
当店では、今年、お菓子と一緒に贈ることができるセットをパティスリーアラキさんと共にご用意致しました。
 
コロナウイルスが蔓延している今こそ、日頃の感謝を伝える為にお母さんにプレゼントを送ってみませんか?
 
 

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