2019年 春のお彼岸
2019年春のお彼岸のお知らせ
今年のお彼岸はいつ??
3月18日(入り)~3月21日「春分の日」(中日)~3月24日(明け)です。
お彼岸とは雑節のひとつです。
雑節とは24節気(1年を24等分したもの)、5節句(季節の節目の行事)の他に、季節の移り変わりをより適確につかむ為に設けられた特別な暦日(暦で定められた日)です。
お彼岸は春分と秋分を中日とした前後それぞれ3日間を合わせた7日間のことを指します。
彼岸というのは、仏教では私たちがいる煩悩や迷いに満ちてる世界を此岸(しがん)といい、此岸で六波羅蜜を修行することで煩悩や悩みの海を渡って辿り着く悟りの世界を「彼岸(ひがん)」といいます。彼岸は西、此岸は東にあり、春分は太陽が真東から昇って真西に沈むので、あの世とこの世が通じやすくなると考えられている為、先祖供養をするようになりました。
このお彼岸に、仏壇やお墓の掃除をして先祖供養を大切にする風習は日本だけの行事だそうですよ!
この機会に日本の行事や文化を大切に、ご先祖様の供養をしっかりして自分を見つめなおしてみましょう。
安心してお彼岸にお参りするための準備
お参りの前に、しっかり準備を整えて、ご先祖様の供養をしましょう。
こちらでは、お仏壇やお墓参りに欠かせないお供え物とお花を少しだけご紹介します。
お供え物
お彼岸のお供え物は何が正解なのでしょうか?一般的にはぼたもちとおはぎです。
ですが…この二つは同じものです。
実は、春は牡丹の花から「ぼたもち」と秋は萩の花から「おはぎ」とよばれており、季節の花によって名前が変えられているそうです。
また、小豆の赤い色は「魔を払う」とされ、ぼたもちやおはぎをたべて、「悪いものが入ってこないように」という意味を込められています。
でも…ご先祖様が喜んでくれるものをお供えしてあげることが大事です。
果物やおかき、ご先祖様が好きだったものをお供えしてあげましょう。
出来れば、開封してあげてお供えしましょう。
お供えの仏花・墓花
仏教では、自然界の厳しい環境に耐えてようやく咲く姿、供えられた後も耐え忍んで割き続ける姿から人の仏に対する修行の誓いとして花を活けるとされており、花の重要度は高いそうです。日本の場合は、バラや、アザミのように棘のあるものはNGとされています。
棘や毒のあるものは殺生を思い起こさせるため、殺生を避ける仏教にはふさわしくないとされています。
花の色は3種類あるいは5種類とされ、白、赤、黄、紫、ピンク等の色を入れるのが一般的です。
花の種類は指定されているわけではないのですが、長持ちする花がふさわしいとされている為、代表とされるお花が菊なのです。また、菊の香りと花の持つ気高さから邪気を払うとされています。
他に長持ちする花として、カーネーション、トルコキキョウ、スターチスといった花が長持ちします。
なので、一般的によく見るお供えの花は、長持ちする花。という事ですね。
補足:お墓参りは一般的に中日(春分の日)にいきますが、その時期は、お墓参りに行く方も多く、混雑します。この日でなければ!ということもないので、前倒しして2,3日前に行くようにしましょう。